知識

人間の中には多様な時間が流れている。
ゆっくりと流れる時間もあれば、急流のように流れる時間もある。
知識や情報は短時間でつめこむことも、詰め替えることもできる。
そのように頭脳のソフトを詰め替えれば自分を変えることができる。
そう思う浅ましさが時代を覆っている。

3件のコメント

  1. 自分を変えることは本当に難しい。
    中年以降にキャリアをチェンジした方約100名
    にインタビューをしてきた実感である。
    変えることができるのは自分の根本ではなく
    「姿勢や心構え」である。
    「自分を入れ替える」とか「全てご破算に
    して」というのはちょっと信用できない感が
    ある。
    「姿勢や心構え」さえ変えれば、驚くほどの
    贈り物に恵まれることがある。

  2. 本当にそうですね。
    姿勢や心構えを変えるには、それなりの動機、決意、エネルギーがいります。それは突然できるのではなくて、自分の内面で準備されてきたことにある気づきがあったときです。
    その準備なしでは、変わることはできません。
    結局、自分自身が確立されていない人が「自分を変えたい」と思うわけですが、「ないものは変えようがない」わけで、その手の自己変革を謳う本を意味もなくさまよい続けるわけです。
    ダイエット法や食品に次々に手を出して続かない人のようにジプシーになるのですね。
    また毒舌を吐いてしまいました(笑)。
    僕自身は、自分が確立された、というほど立派なものではなく、多くのことを諦めました(笑)。僕は僕でしかない、というところでようやく安定しました。

  3. いやぁ、凄いコメントをいただきました。
    全くその通りなのです。
    ビジネスマンから転進した事例を丹念に追っていくと、自分から目標を決めて順調に行く方は少数派で、自分の病気、阪神大震災、家族との葛藤、リストラする立場に立つ、会社破綻など自分の手の届かないことがきっかけになって動かれる方が多いのです。
    100名の方の共通項は殆どないのですが、唯一例外なく言えるのは、自分のキャリアに真剣で内面の水位があがっている人なのです。
    偶発的な事象と内面の上がってきた水位がスパークして転進される。これが「いい顔」で次のステップを踏まれる方の必要条件です。
    組織にもたれている方は、残念ながら姿勢や心構えを変えることはできません。

村松恒平 にコメントする コメントをキャンセル