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今回は高校生ですね。でんでらさんのお話を読むと、学校での女子たちの不可解な行動が、少しわかるような気がします。
小学生の頃はいつも誰かにマウンティングされていたちゃこちゃんも、高校生になると少し様子が変わりました。一緒にいる友達との関係も、「それ、嫌味？」の一言だけで、何となくわかります。そのちゃこちゃんと、とても変な女の子さやかさんとの束の間の交流を描いていますが、何か少し足りない、薄味のスープのような印象です。
冒頭の記述ですが、机を並べたとあったのに違うクラスで、最初は何回か読み返してしまいました。ここは、
さやかさんと初めて教室で机を並べたのは、私が高校二年生の四月、選択授業の世界史の時だった。
とすれば良いのですが、それでも今一つスッキリしません。「初めて」が要りませんね。
さやかさんと教室で机を並べたのは、高校二年生の一学期、選択授業の世界史の時だった。四月の花冷えの・・・
私も前回、川の説明でダメ出しをもらいましたが、こう言う説明を簡潔かつ適確に書く事は常に意識していないといけませんね。締切直前に煮詰まってやると、失敗する事があります。
さやかさんの振舞いの異様さには、もう少し言葉を使った方が良いような気がします。
最初の場面、さやかさんがこちらを見ただけで、「クライミングの練習で」という比喩がいきなり出て来るのは、かなり違和感があります。理由は二つありそうです。
先に登山部云々の記述があったものを、色々直している時にその部分を後に回した為、女子高生とクライミングのミスマッチ。（今読み直したら、最初に絶壁云々もありました。ここではそれ程違和感なく読んだので、理由は次の要素の方が大きいかも知れません。しかしクライミングに全く縁のない人には通じない比喩かと・・）
そしてもう一つは、単にこちらを見ただけではなく、その見つめ方がこちらを当惑させたのだと思いますから、この比喩をだすなら、先に登山部に入った話を入れた上で、もう一文後にした方が良いような気がします。
図書館の場面は良いとして、その翌日の出来事、そしてその次の日、こちらは明らかに言葉が足りていないようです。
事実はこうですね。
少し変わった振舞いをする美少女と、一学期の間選択授業で机を並べたけれど、その振舞いの異様さに言葉を交わす事もなかった。それが初めて声を聞いた次の日に、いよいよ尋常ではない振舞いをしていて、それを先生に通報したら、その翌日には坊主頭で騒動を起こし、そしていつの間にか退学していた。
ちゃこにすれば出合頭の事故のような出来事で、その当惑を小説にするのは面白いと思いますが、読者にその当惑が上手く伝わっていないと思います。
今回は、少し辛口評となりました。
自分の評を読み直したら、前半部分のあまり本質的でないところに字数を使ってます。後半部分の方をもう少し詳しく書くべきなのでしょうが、それはなかなか難しいです。
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こんばんはー！感想をありがとうございました！
わー、なかしょさんの感想は的確っ！
>>冒頭の記述ですが、
ここ、苦労したんです(笑)
難しいですよね、すっきりとした文章で表現するのって……
>>「クライミングの練習で」という比喩がいきなり出て来るのは、かなり違和感があります。
ああーやっぱり。
じつは書きあげたとき、んー、ちょっと唐突かなあと思いました。
おもったけど、まあだいじょぶかなー、と書いてしまいました。
あと、吹奏楽の話も唐突なんですよね。
それからちゃこの「気持ち悪いんだよね」も
しっかり読み込むと「何が気持ち悪いの？」と突っ込みがはいっても おかしくない。
(ここは課題をアップしてから気がついた)
>>少し変わった振舞いをする美少女と、一学期の間選択授業で机を並べたけれど、その振舞いの異様さに言葉を交わす事もなかった。それが初めて声を聞いた次の日に、いよいよ尋常ではない振舞いをしていて、それを先生に通報したら、その翌日には坊主頭で騒動を起こし、そしていつの間にか退学していた。
そうそうその通りです。
説明不足が散見するものの、なんとか話の本筋は伝わっていたようで
ここは安心しました。
いやあ、しかし、安定した文章を書くってむずかしいなあー。
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