文章学校[体験談] ~ 文章カウンセリング(2)










【アドバイスに従ったら原稿依頼が】



Nさん (医師 34歳 東北)



出版関係者との付き合い方についての悩みなどをメルマガの質問に二度も送ってしまったところ、あまりに特殊で個人的であるから悩みが深いならカウンセリングの適応であるとカウンセリングの案内が来ました。それこそ悩みが深かったので迷わずメールでのカウンセリングを受けることを選びました。

カウンセリングで質問したのはこの1年ブログを書いてきたことへの自分への疑問についてと、出版関係者との付き合い方についてでした。

1週間待ってメールが返ってきました。せっかくのアドバイスですのでワードに落としてプリントアウトしたらA4、6枚にもなっていました。具体的には毎日書いているブログの書く目的があれこれ混在し、かつ書く範囲が広すぎる、コラムとだらだら日記が混在していて筆者像を読者がつかめないという指摘がもっとも印象深かったように思います。(もしかしたら膨大な量のブログに目を通して下さったのかも知れません)そのアドバイスに従って私は1年間毎日複数回つけていたブログの記事のほとんどを削除しました。そして同じURLで過去ログでも、自分の専門と趣味の中の限定した分野の考察記事に絞って、それらを推敲したものを1000字コラムとして毎日UPするということをしていきました。

すると、数日して以前交流のあった雑誌編集者の人から原稿依頼のメールが舞い込みました。なんとなく今まではブログがあまりにもだらだらなので、声をかけにくかったのだということでした。もしあのままだらだらしたブログを書き続けていたら彼女から声がかかることは決してなかったでしょうし、いかにペンネームとはいえ、自分のイメージを落として行ったことでしょう。

また、出版関係者との付き合いの件に関しては、書く事のせいでおかしな人に付け込まれたという悩みもあり、それに対しては相手が悪かったというお返事で安心しました。それで、これからも書き続けていくという決意をしました。

カウンセリングでいただいたアドバイスはまだすべては実践できていないのですが、これからも少しずつ自分の文章がかっこよく楽しくなるように、そして書く仕事につながるように生かしていきたいです。

●Nさんは、毎日かなりの量の原稿をネット上のあちこちにアップしていました。いわゆるウェブ依存的な傾向がやや見られました。原稿はかなり玉石混淆で、しかも、多様多方向なので、著者像が絞れません。そこでブログごとにはっきりと性格付けをして、日記、日常雑記的なものと、専門的なコラム・エッセイは分けたほうがいいということを中心に、いくつかのアドバイスをしました。

Nさんは、かなり思い切りよくそのことを実行し、ログを大幅に削ってブログの内容をすっきりさせました。

その数日後、雑誌編集者から依頼があったという連絡を受けました。

カウンセリング内容をすぐに行動に移したことが、具体的な成果をもたらしました。(村松)

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