秘伝246号の質問 「ジャンルは不問」「斬新な作品を求む」とは?

●質問●

文学賞の募集内容で、「ジャンル自由」「ジャンルは不問」と書かれているものがあります。

また、それに加えて「斬新な作品を求む」や「既成の概念を打ち破るような作風」などと、いかにもニュータイプ(?)な作品を求むかのように謳ってあるものも見受けられます。

 

これらの募集内容は、一見、「なんでもこい」的な自由な色合いが感じられ、書く側にとっては投稿先の選択肢が増えてうれしいような気がしますが、しかし同時に、「本当に自分のこの作品(作風)で応募してもいいのだろうか(範疇に当てはまるのだろうか)」などといった不安な気持ちにもなります。

 

こういった募集内容の言葉は、どのくらいの許容範囲と受け止めればよいのでしょうか。

 

といいますのは、各文学賞の過去の受賞作品を見た場合、文学賞ごとにだいたい傾向が決まっているような感じがしますし、現実的には、突拍子もないような作品(作風)が受賞していることは、あまりないように思います。

ですので、やはり文学賞の選択は、「ジャンル自由」や「斬新な」などという言葉を鵜呑みにせず、無難な方向で考えたほうがいいのでしょうか。

「自由」「斬新」という言葉の許容範囲というか、さじ加減が今ひとつよくわかりません。

 

 

 

「解答はこちら」…まもなく246号配信です。

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