秘伝259号の質問 「小説の文章が書けない」

●質問●

これはもうバカの思い込み以外の何ものでもないのかもしれませんが、私は小さい頃から、自分は書く人間なのだ、と信じて疑わずに生きてきました。
それが自分の心、存在価値を支える大きなエネルギー源でもありました。
物心ついたころから古今東西の文学、物語の中で息を吸うのを何よりも幸福と感じ、文章という、このあまりにも優雅で、繊細で、力強く、深く、温かく、偉大な力に、自分も身を投じる生き方をしたいと望んできました。
私にとって、小説家として生きることは人生最大の目標です。

ところが、小さい頃から、書いたものはよく評価されてきたものの、振り返ってみればそれは作文や論文、エッセイ、コラムといった、伝えたいこと、あるいは伝えたい相手が明確にいる場合に書いた文章であることが多く、小説、というかたちで文章に取り組んだとき、恐ろしいほどに書けない壁にぶつかってしまうのです。

具体的に例を出してもいいでしょうか。
(……後略)

解答はこちら…まもなく259号配信です。

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