自信をもって

寓話なら寓話、現実的なことを述べるなら、それはそれ、で統一すべきです。 現実の風潮に同調している人ばかりがいるわけではありません。自信をもって自分の感覚や体験を書きましょう。

題材を探す

まず、自分のなかに持っている素材を全部吐き出すことが大切です。 深呼吸の要領で全部きれいに吐いてしまえば、今度は吸い込みはじめます。 10吐けば、11吸収できるようになります。 それが文章の肺活量です。 全部出すと自分が...

ネタとは

文章のタイプにもよりますが、ネタというのは、特別な知識や情報に限りません。 どこにでもあります。 椎名誠は、 「俺はカツ丼一杯を食う間の描写で400字10枚は書ける」 と豪語したそうです。 (また聞きなので、不正確です。...

企画を考える

テレビの旅番組でも、実際に視聴者もいけそうな実用的な場合(民宿めぐり、温泉めぐりなど)と、視聴者には、とてもムリだけど、非常に豪華であったり、貴重であったりする体験をリポーターが代理となって体験する場合(松方弘樹のカジキ...

一つのこと

一つの原稿は一つのことしか言えません。 何かを言いたいと思った最初の気持ちがあるなら、それを大事にしてください。 もし、書こうというあまり強い動機がないのなら、その題材は捨ててもっとよいネタを探してください。

優先順位

読者は知らない文章を読むとき、自分が読んでいるものが何かということを早く知りたいのです。なぜなら、自分にとって価値のない情報なら一刻も早く読むのをやめたいのです。 仕事でも優先順位を考えろということがよくいわれると思いま...

食べ物

食べ物をおいしそうに書くのは、けっこう天性の感覚がいるのである。 食べ物をおいしそうに書くという課題に挑んでみると、いろいろ自分の文章について学ぶところがあるでしょう。

身辺雑記

身辺雑記的なものというのは、誰にでも身辺がある以上、誰でも書ける。何か読ませるポイントがなければ、路傍の石ころとかわらないと思ってください。

発見

日常の中にも発見はあるものです。また、文章を書くということは、そういう日常の中にさまざまな発見をしていく感覚を磨くということでもあります。

書き出し

昔、大宅壮一は雑誌記事は「最初の3行でつかめ」と言った。 それが古典。 でも僕は書き出しに趣向を凝らすより、「なるべく早く本論に入る」、ということにウェィトを置いているかな。 もう最初の1行から入りたい。 これだけ読み物...