朗読会

田口ランディさんが8月26日(土)ぽれぽれ東中野で詩の朗読会を開く。
いっしょにやろうとお誘いを受ける。
もちろん快諾。
というのも、今、ミクシィで食欲詩集という詩の如きものを書いている。
昨日一個アップしたつもりだったけど、消えているみたいなので、アップする。
↓こんなの。
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【たこ】
たこは大根で殴り殺すと柔らかくなると聞いたことがある
あれは嘘か?
大根でたこなぐりにされていくうちに
大根のジアスターゼがお前に沁みていくのか?
あまりに理不尽
あまりにご無体
だからたこ部屋という言葉があるのか
無情な白い大根に打ち据えられてお前はおいしくなるのか
人間は海の悪魔たるお前の賢さも愚かさもぶつ切りに刻んで
きゅうりといっしょに食べたいのだ
たこやきの中の僥倖のような大粒のお前の肉の歯触りと出会いたいのだ
光にたこめく真夏の海
撲殺者たちは静かに進む
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【回転寿司 1】
空しく回転し続けるものよ。
ひからびたお前になど誰も見向きもしない。
空しく回転し続けるものよ。
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【桃】
天女がいて桃があって
じゅぶじゅぶむにゅむにゅ。
死んだら三千年ほどそういう世界で漂って
退屈したらまた下界に降りてこよう。
とりあえず今は桃だ。

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