カテゴリー: 校長先生のブログ

死刑には原則的に反対する。 その代わり、減刑されることのない終身刑を設定せよ。 牢獄の中で自分のしたことについて一生涯思索する囚人。 そのような存在を税金で支え、ときどき思い起こすのだ。

正しいものは言葉である。 正しくないものも言葉である。 言葉の外には正・不正はない。

人間の精神エネルギーの浪費はすさまじい。 野放図である。 この浪費を削減するのが当面の哲学者としての仕事。 5パーセントカットしただけで、大量の創造的なエネルギーが生み出せる。

一つの対象に対して共感する状態よりも、共感と反感を両方持つ状態のほうが愛に近い。

自由とは自分の理由で生きていること。

テープレコーダーもビデオもパソコンも記録媒体は磁気である。 運命もそのような磁気的なプログラムの再生であるとしたら？ そのような磁場において自由意志を考えること。

私が怒る。 私が悲しむ。 本当にそうか？ 私が怒りを制御できないとき、「怒りが私している」のである。 私が悲しみを制御できないとき、「悲しみが私している」のである。 私はそのようにある人から学んだ。

自分の前世に興味を持つ人は多い。 しかし、前世の記憶はない。 すると何を持って同一の「私」であるとするのか？